こんにちは。湘南パン教室クラムの池田です。

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今日は久しぶりにフランスのお話。

長いですが、生徒さんに「フランスの話もっと聞きたいです!」
と言っていただくことがあるので、ご興味ある方はどうぞ^^



少し前、フランスで出会った友人マチルダとその彼が我が家に泊まりに来てくれました。

このカップル、
なんと鹿児島に上陸して、
自転車で北海道まで旅をしている途中で寄ってくれたのだから驚き!

日本での長旅、
少しでも故郷の味にに近い朝食を出して
ホッとしてほしいな~と考えた私。


フランスの朝食って何食べたっけなーと
留学やワーキングホリデー時代を思い返してみると、
日本の味噌汁や干物みたいに朝から料理するもの(ポタージュや焼いたお肉お魚)はまず、出てこない。

卵も友人に聞くと「朝は食べない」と言われたし、
サラダさえ、私は出された記憶はない。

きっと皆さんが想像するフレンチより内容はずっと簡素!

そして朝から頑張って料理したり栄養バランス良く摂ろう!
なんて考えている人はあまりいない。
(日本人は真面目ですね^^;)




じゃあ朝何を食べてるかって言うと
加工肉と果物、パン、ヨーグルト、バター。
調理いらずですぐ食べられる加工品、軽い物。
その代わりパンとジャム、飲み物は複数の種類がテーブルにあったりした。


フランスはそもそも農業大国なので
果物をそのまま切って出すだけで美味しいし、
ヨーグルトやバターだってスーパーに膨大な種類があって安くてクオリティが高いし、
ハムのような加工肉だって美味しいお肉屋さんはそこら中にあって少量から買えるし、
なにより何も無くたって、パンとコーヒーがあれば十分満足なのです。




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↑ 思い出に残っている朝食。
ボルドー地方のサンテミリオンのブドウ畑の中にあるホテルにて。
地方の小さなホテルに行ってもすごーくセンスがいいのが
さすがフランスと言わざるを得ない!





マチルダの彼は自宅で自家製酵母でパンを焼くらしく
私の自家製酵母パンにもすごく興味を持ってくれたので、
朝食には自家製酵母のカンパーニュと、日本の伝統的なパン?メロンパンを出してみました😆

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メロンパンはこの上に乗ってるの何??と物珍しそうな反応!
フランスにはこういう大量生産しにくい菓子パンは存在しないのです!


そしてカンパーニュ、凄く好評でした💕
私がフランス人から学んだパン作りを、
本国の人に褒められるとやっぱり嬉しい。

ハムやキャロットラペを乗せて「タルティーヌ」にして食べていました。
フランス人はパンに何か乗せたり塗ったりして食べる、タルティーヌが朝食の基本!
コルドンブルー時代のシェフは、賄いのカレーライスさえご飯ごとパンに乗っけて食べてましたから😆




私、彼女にはフランスで大変お世話になったのです。

フランスには夏に1か月の長いバカンスがあります。
私もフランスでパン屋さんに勤めていた頃、バカンスを利用して
フランス人も行かないようなド田舎の農家にファームステイをしに行っていました。

その時同じお家に滞在していたのがマチルダとその友達のクレモンティーヌでした。



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あまり自然に囲まれて生活したことのなかった私は
「実はファームや田舎の暮らしの方が向いているかも?」
と思って行ってみたのですが
どうやらそれなりに栄えている所の方が向いていたようで笑
お菓子や料理を作ったり、たまにトマトを採ったりなど(簡単な農業^^;)して過ごしていました


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↑ これはいちじくを収穫してジャムを作っているところです。


全然農業に向いていない上に言葉も流暢でない私に
マチルダとクレモンティーヌはとっても優しく接してくれました。

パリで接する同世代といえば職場のチャラチャラ系男子ばかりだったので笑
地方出身の優しくてまっすぐな二人との出会いは、フランス人のイメージをさらに良くしてくれたと言えます。

彼女たちは農作業は勿論、ペンキ塗りだってお手の物。
(日本の20代にペンキ塗りをしたことのある人はそんなに多くないはず!)
なんでも自分で出来て、自立していて、かつ損得関係なく人に優しい。
かっこいいなあと思っていました。

一緒に夜はパソコンでフランス語の映画を見たり、音楽を聴いたり
近くの街まで車で音楽フェスに行ったらおじさんののど自慢みたいなのでガッカリしたのもいい思い出です。
今あの時のことを思い返すと絵本の中にいたような感覚になります。


フランスのド田舎で偶然出会った彼女と、
日本の私の家で再会することができるなんて
これぞフランス語でいうLa vie est belle「人生は美しい」
と感じる出来事でした。




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